人と企業に幸せを~ビジョリータ通信 Vol.5

[パーソナルブランディング]

 前回のビジョリータ通信では、起業するにしても企業のなかでキャリアを積むにしてもパーソナルブランディングが大切という話を書きました。自分がどういう人で、何が得意で、どういう風に評価してもらえると嬉しいかというメッセージを、こちらから発信していこうという考え方です。これがないと周りはあなたをどう扱っていいかわからないし、何をしてもらうと力を発揮するかもわからない。その意味ではパーソナルブランディングは、私たちひとりひとりの「取扱説明書」のようなものともいえます。

 

 では、一人ひとりのパーソナルブランディングを考えるにはどうすればよいでしょうか。今回はそのワークショップを中心に書いていきます。スタートは「あなたの想い」です。「あなたが本当にやりたいことは何でしょうか」。さらに3年後、5年後、どんな環境で、どんな風に仕事をしていたいでしょうか。

 これ、やってみると結構難しいです。というのも、大方の人は目先のことでいつも頭がいっぱいで、自分が本当にやりたいことは何か、あまり明確に意識していないことが多いのです。だから、前々回ご紹介したようなライフラインチャートを使って過去の自分を思い起こし、そこから自分がやりがいや喜びを感じる出来事や仕事の種類を探っていったりします。ライフラインチャートを使わなくても「あなたが他人から褒められて嬉しかったことは何ですか」「何をしているときに一番、幸せを感じますか」という質問でも答えにたどりつくかもしれません。 

 

 ちなみに、人が幸せを感じるのは、何かに集中しているときだと言います。時間を忘れて取り組んだ物事が、あなたにとっての幸せの種になるわけです。

 

 では次に幸せを別の角度から見てみましょう。質問は「あなたは誰を幸せにしたいですか」です。この質問の答えは、過去の経験から出てくることが多いと思います。自分と同じような経験をした人を幸せにしたい。あるいは、過去の自分では幸せにできなかった誰かを今の自分なら幸せにできる、といった観点です。

 このあとまだ続くのですが、続きは次号で。


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