コンサルティングコラム

第7回 社長という幸せな職業

 私は、顧客満足と社員満足の向上により会社の利益拡大を狙うという幸福なサイクルの実現を目指して、コンサルティングプログラムを提供しています。このプログラムを提供しながら感じるのは、つくづく社長は幸せな職業だということです。

 

 幸せであることの第1は、事業や商品を通してお客様を喜ばせることができることです。もちろん事業や商品がお客様を喜ばせるだけのものを備えていることが前提ですが、少なくともリピート購買してくれるお客様がいるのであれば、なんらかの満足をお客様に提供しているはずです。その要となっている価値を明確にし、もっとお客様の要望に寄り添うことができれば、さらに満足を高めることができます。

 

 幸せであることの第2は、事業を通して従業員に生きがいや自己重要感や達成感を感じてもらうことができるからです。日本国内の雇用者数は約6000万人。その何割かが正規社員として1日8時間会社で過ごしています。8時間といえば1日の3分の1。年間220日働けば、1760時間もの時間を会社で過ごしていることになります。もちろん生産性の高い人もいれば低い人もいる。会社への貢献度が大きい人もいれば小さい人もいる。しかし、この多様性を考慮にいれたうえで、一人ひとりの力を引き出すことができれば会社の業績は大きく伸びるはずです。これができるのは、会社の中で最も影響力のある社長だけです。

 

 売上や利益が社長の関心ごとの上位を占めるのは言うまでもないことでしょう。でもそれは自分自身の利益のためというよりも、従業員の生活を守るためであったり、仕入れ先の事業を滞らせないためだったりします。世の中を大きく把握すると、すべてはつながっていて、どんな行為にも複数の意図が関わっています。より上位の意味合いでとらえれば、社会に対する社長の貢献度は計り知れないものになります。

 

 どうぞ、その幸せなポジションを十二分に活用して、お客様と従業員の幸福感を増大させる試みに参画してください。お待ちしています。